P大工の源さん 超韋駄天のシミュレーション(理論編)

今回はパチンコのスランプグラフを作成してみたいと思います。
題材としては、源バインの愛称で話題の「P大工の源さん 超韋駄天」を取り上げたいと思います。

INとOUTの構成の確認

まずは、パチンコのIN(入れた玉数)とOUT(出た玉数)について確認します。

OUTに関して、ヘソやその他入賞口の賞球も忘れずに入れておくことが大事です。

IN = 打ち出した玉数
OUT = 大当たりの賞球、ヘソやその他入賞口の賞球

1回転あたりに必要な玉数の確認

INに関しては打ち出した玉数そのままですが、スランプグラフを作成するにあたって、1回転あたりに必要な玉数を算出しておく必要があります。
一般的にパチンコのボーダーは、250玉あたりの回転数で記載されることが多いので、今回もそれにならいます。
玉数/回転 = 250 / 250玉で回る回転数

大当たりの差玉の確認

OUTに関して、大当たりの賞球数は以下のように計算できます。
大当たりの賞球数 = 大当たりでの払い出し個数 - アタッカーに入れた個数

大当たりでの払い出し個数は、メーカーのHP等で確認できます。
メーカーのHPによると、大当たりでの払い出し個数は以下のようになっています。

9R Bonus = 990
6R Bonus = 660
3R Bonus = 330

アタッカーに入れた個数に関しては、先ほどのメーカーのHPにある、「カウント&ラウンド」の項目から計算できます。
本機では、1Roundあたり10個の入賞が可能なので、それぞれの大当たりRound数×10玉の入賞が必要となります。
9R Bonus = 990 - 10 * 9
6R Bonus = 660 - 10 * 6
3R Bonus = 330 - 10 * 3
厳密にはアタッカーに入らずにこぼれた玉の考慮が必要ですが、オーバー入賞や、その他入賞口への入賞で相殺されると仮定して、計算には入れないことにします。

ここまでで説明した内容を元に、1回転ごとにINとOUTを計算していくことで、スランプグラフを作成することができます。

次回は、これを実際にPythonでプログラミングしていきます。



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